外国人面接で優秀な人材を採用するために大切なこと

人手不足解消や高度なスキルを持つ人材獲得のため、外国人を採用する企業が増えています。しかし、外国人の採用に不慣れな企業の人事担当者の中には、どのように外国人の面接を行えばよいかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

年間1000名以上の外国人採用をサポートしている弊社の経験から、優秀な人材を採用するために、知っておくべき下記2点をご紹介します。

 

・外国人の採用面接時に注意すべき4つのポイント
・外国人の採用面接で聞くべき5つの質問 

 

今後の自社の成長と発展を担う外国人の人材を採用したい人事担当者や経営者の方は、ぜひ参考にしてください。

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外国人の採用面接時に注意すべき4つのポイント

まずは、外国人の採用面接を行う時の4つのポイントをご紹介します。これらのポイントを参考に、面接本番になって慌てることがないよう準備しておきましょう。

応募者の母国語で面接を行う

多くの日本企業が、外国人の面接の時に日本語を用いています。しかし、外国人が母国語でない日本語で受け答えをする場合、発言の細かいニュアンスが伝わりにくくなります。普段は日本語を話せている人でも、面接では緊張してうまく話せないこともあるでしょう。

よって、外国人の面接を行う際は応募者の母国語で話せる人が面接官になるのがベストです。母国語で面接を行うことで、コミュニケーションがスムーズになります。応募者も安心して面接に臨めるので、短時間でも応募者の人柄や経験をより深く理解できるでしょう。

社内に応募者の母国語がわかる人材がいない場合、外部の通訳に依頼して同席してもらうことも検討してみてください。

やさしい日本語で質問する

面接が母国語でできず、やむをえず日本語で行う場合、やさしい日本語で質問することを心がけましょう。日本語を習得している外国人でも、日本人が普段使っている日本語は難しくて理解できない可能性があります。

たとえば、「できないわけがない」といった二重否定や「マンツーマン」などの和製英語は外国人にとって理解しにくい表現です。シンプルでわかりやすい表現を使うことを意識します。また、あいまいな表現を避けることやひとつの文章を短くすることも大切です。

面接官がわかりやすい日本語で質問することを意識すれば、外国人の応募者は簡単かつ正確に質問に答えることができます。「やさしい日本語」については、文化庁が公表している「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」も参考にしてください。

国籍で差別しない

厚生労働省は国籍で差別しない公平な採用選考を行うよう、企業に呼びかけています。応募者の国籍だけを理由に採用を見送ることは、あってはならないことです。

面接では人種や国籍に関する質問をすること自体、差別につながる恐れがあるため好ましくありません。また、面接官に差別する意図がなくても、応募者が侮蔑されたり揶揄されたと感じたりする可能性があります。質問する際の表現には、十分に注意を払いましょう。

雇用条件や待遇を明確に伝える

海外では、面接の段階で給与や勤務条件、待遇について明確にすることが一般的です。雇用条件や待遇に関する質問があった場合、応募者が納得できる明確なはっきりとした回答を行いましょう。あいまいな回答は応募者からの不信を招き、優秀な人材を逃すことにもなりかねません。

日本人にとっては当たり前のことでも、文化や習慣が違う外国人にとっては違和感があることもあります。面接の際にわかりやすく伝えておくことで、入社後のトラブルを防ぐことができるでしょう。

外国人の採用面接で聞くべき5つの質問

面接官は限られた時間で、応募者が自社にとって有益な人材であるかを見極めなければなりません。ここからは、外国人の採用面接で抑えておきたい聞くべき質問を紹介します。

日本で働きたい理由

外国人がわざわざ日本で働くことを選ぶのには、何らかの理由があるはずです。日本で働きたい理由を聞くことで、応募者の背景や仕事に対する考え方が自ずと明らかになります。

「なぜ、自国ではなく日本で働きたいのか?」を確認することで、採用するかどうかの判断に役立つでしょう。

志望動機

日本人の面接と同様に、外国人の面接でも志望動機は重要な質問です。熱意あふれる応募者であれば、面接前に企業の情報を下調べをしています。さまざまな企業がある中で、どうして自社に応募してきたのかを聞けば、応募者の熱意を見極めることができるでしょう。

「日本で働ければどこでもいい」と考える応募者を採用しないためにも、志望動機を聞くことは欠かせません。

日本語のレベル

日本で働く以上、ある程度の日本語能力がなければ仕事が成り立ちません。面接では応募者が業務に必要な日本語レベルに達しているか、確認することが重要です。

外国人の日本語習熟度の指標として最も用いられているのが、日本語の能力試験(JLPT)です。N1(日本語ネイティブレベル)やN2(日本語ビジネスレベル)であれば、日本企業でも十分に活躍できるレベルであるといえるでしょう。

ただし、求められる日本語のレベルは業務内容や職種、職場環境(英語などができる人材の有無)によって異なります。たとえば、ITエンジニアなどの専門性の高い技術職の場合、高度な日本語能力が必要とは限りません。

自社に必要な人材確保のためには、日本語能力だけではなく応募者のスキルや経歴などを鑑みて総合的に判断してください。

在留資格や在留期限

外国人が日本で就労するためには、対応する在留資格が必要です。すでに在留資格を持って働いているのか、日本で学んでいる留学生なのか、採用決定後に来日するのかなどによって、雇用する際の手続きは異なります。

厚生労働省も「就労可能な外国人の雇用採用」にて外国人を雇用する際、就労が認められるかどうかを確認するよう呼びかけています。採用を決めた後に就労条件を満たしていなかった、または在留期限が切れていたといった事態にならないよう、面接での確認を怠らないようにしてください。

キャリアプラン

外国人の中には、ある程度のスキルを身につけたら、母国へ帰りたいと望んでいる人もいます。一方、企業は自社で長期的に働いてくれる人材を求めていることが、多いでしょう。

面接で将来のキャリアプランについて質問することで「長く働く意思があるのか?」がわかり、採用のミスマッチや早期離職を防ぐことができます。また、応募者の仕事に対する積極性や向上心を図るためにも役立ちます。

その他

下記の項目は、日本人の採用面接時と同様に、必ず確認するようにしましょう。

・これまでの経歴・職歴・実績
・強みや長所、スキル

まとめ

今回は「外国人面接で優秀な人材を採用するために大切なこと」として、外国人の採用面接時に注意すべき4つのポイントと、外国人の採用面接で聞くべき5つの質問をお伝えしました。

日本人と文化や慣習が違う外国人の採用は、人事担当者にとって勝手が違うことが多々あります。しかし、優秀な人材を逃さないためにも、面接時の注意点や質問すべきことはしっかりと把握しておくことが重要です。

弊社では企業の外国人の人材採用のサポートを行っておりますので、お困りの場合はぜひ下記よりお問い合わせください。

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