「外国人労働者を採用したいけど、トラブルが起きたらどうしよう。」
このような不安があり、外国人労働者採用に積極的になれない企業様は多くいらっしゃいます。
インターネットで調べると、下記のような問題があげられているので、外国人の採用にご心配になる気持ちもよくわかります。
・他社員とのコミュニケーション不和
・社内規定を知らずに、規定違反をする
・突然の音信不通
しかし、実際は、上記のような大きなトラブルが起きることは滅多にありません。
少なくとも、弊社では今までに大きなトラブル報告を受けたことは無く、実際に対応したものは、いずれも話し合いで十分解決可能なトラブルばかりです。
そこで、本日のコラムは、「外国人採用トラブルの実情と、弊社の対応事例」というテーマでお送りします。
採用現場最前線の、鮮度の高い情報を知っていただき、外国人労働者採用を前向きにご検討いただければと思います。
弊社で大きなトラブルが発生しない理由
外国人労働者採用におけるトラブルについて、特に企業様が心配されているのは、冒頭でもご紹介した以下の３つです。
・他社員とのコミュニケーション不和
・社内規定を知らずに、規定違反をする
・突然の音信不通
いずれも、もし起きてしまったら困る、大きなトラブルですよね。
しかし、弊社においては、企業様から上記のようなトラブル報告を受けたことはありません。なぜなら、これらのトラブルは企業努力によって、未然に防ぐことができるからです。
弊社でこれらのトラブルが発生しない理由は、主に２つあります。
理由① 日本で働くことに意欲的な外国人労働者のみを紹介しているから
弊社は、日本の企業で長期的に活躍できる、意欲的な外国人労働者の紹介に努めています。
そのため、採用過程においては慎重に人選をおこない、トラブルを起こしそうな方、早期離職の可能性が高い方の紹介は控えているのです。
また、採用が決まった方に対しては、企業様のご要望に応じて、日本語教育もおこないます。
このような過程を経ているので、弊社が紹介する外国人労働者は、日本で働くことに意欲的な方ばかりです。
その結果、トラブルが発生しない。仮に何か問題が起きたとしても、冷静に話し合いで解決が可能で、大きなトラブルには発展しないのです。
理由② 日本での就職の難しさを理解しているから
もう１つの理由として、日本での就職の難しさが挙げられます。
外国人労働者が日本で仕事に就くには、ビザの取得から各種資格の取得、必要レベルの日本語の習得まで、数々のハードルを越えなければなりません。
さらに、場合によっては、採用が決まった外国人労働者には、弊社で提供する日本語・日本文化研修を受講してもらう場合もあるのです。
このように、外国人労働者が日本で就職するまでの道のりは決して楽なものではありませんから、いい職場で、できるだけ長く働きたいと考えているでしょう。
そのため、よっぽどのことが無い限り、苦労して就職した先でトラブルを起こすことはなく、ましてや、突然音信不通になり、離職するといったことは考えにくいのです。
弊社で実際に起きたトラブルへの対応事例
とはいえ、トラブルは完全にゼロというわけにはいきません。大問題には発展しないものの、文化も言語も異なる外国人労働者の採用となれば、思いがけないトラブルが起きることもあるからです。
その際、弊社では企業様と外国人労働者の間に入り、早期解決に努めています。
ここでは、弊社での実際に起きた3つのトラブルと、その時の対応についてご紹介しましょう。
・【事例１】謝罪を拒否する中国人労働者
・【事例２】掃除を断固拒否する外国人労働者
・【事例３】スキンシップ問題
一つ一つ、詳細を説明していきます。
【事例１】謝罪を拒否する中国人労働者
特に中国人を紹介した際、「謝罪の拒否」がトラブルになることがあります。
日本人は、何か問題が起きた際、自分に非が無い場合でも、いったんは「すみません」と口にして、“問題が起きてしまったことに対して”謝罪をしがちです。
しかし、中国人にとって、謝罪は非常に重い意味を持っています。謝罪＝負けを意味するため、本当に間違いなく自分だけに非がある時のみにしか、謝罪をしないのです。
実際に、企業からの対応依頼で当事者の中国人にヒアリングをしたところ、「相手の日本人が先に謝罪をしたため、自分に非は無いと判断し、謝罪しなかった。」ということがわかりました。
このような文化の違いにおけるトラブルが起きた際には、弊社の多国籍（外国籍）スタッフがすぐに仲裁に入り、事態の収束にあたります。
外国人労働者には、同じトラブルを起こさないよう、今一度日本の文化について母国語で詳しい説明をおこなっています。
また、日本人に対しても、トラブルの原因が文化の違いであることを説明し、外国人労働者に対する理解を促しています。
【事例２】掃除を断固拒否する外国人労働者
日本の企業の中には、本来の業務を任せる前に、若手や新人の仕事として、掃除やお茶出しなどの仕事をさせる企業があります。
これはずっとさせられる仕事ではないので、日本人であれば、あまり違和感なく対応します。しかし、外国人によっては「契約違反」と感じ、拒否反応を示す場合もあるのです。
実際、ある不動産会社に就職した外国人労働者は、営業志望で入社したにも関わらず、最初に掃除を言い渡されたことに大きな不満を感じ、企業側と口論になりました。
このように、日本の企業文化が原因のトラブルに関しては、外国人労働者へ母国語で企業文化を説明すると共に、双方歩み寄りができるよう相談の場を設け、納得のある解決策を提案します。
【事例３】スキンシップ問題
スキンシップの程度は、国民性や個人の感覚によって大きく異なります。
本人に悪気は無くても、他国の人にとっては不快に感じる場合もあるので注意が必要です。
実際、弊社では、ある中国人が東南アジアの人の体を軽くポンと叩いたことで、トラブルとなりました。
中国人にとって、相手の体へのタッチは普通のことで、親しみを表します。しかし、東南アジアの人にとってはパワハラ、セクハラと感じる場合があるのです。
日本人もスキンシップはあまりおこなわないので、不快に感じる可能性が高いでしょう。
この時は、弊社の多国籍（外国籍）スタッフが双方にヒアリングをし、それぞれの母国語で文化の差を説明。さらに、中国人労働者に対しては、日本の企業におけるパワハラ・セクハラ問題について、改めてレクチャーをしました。
ほとんどのトラブルは話し合いで解決が可能
外国人労働者を採用すると、文化や企業風土の違いによって、何かしらの衝突が起きる可能性はあります。
外国人労働者はハッキリと自己主張をするので、口論になった際に、企業様は少し驚かれるかもしれません。
しかし、
・せっかく見つけた就業先を失いたくない
・トラブルが入国管理局の耳に入り、今後ビザがおりなくなったら困る
といった理由から、言い争って大きなトラブルに発展させる外国人はほとんどいません。
そのため、冷静に話し合えば、いずれのトラブルも十分に解決が可能なのです。
それでもトラブル対応にご不安がある場合は、アフターフォローのしっかりした外国人人材紹介会社を選んで、採用をおこなうことをおすすめします。
先述したように、弊社であれば、人柄の良い外国人労働者の紹介から、トラブル時における多国籍（外国籍）スタッフによる言語サポートも可能です。
特に、外国人労働者の初採用をお考えの企業様にとっては安心のサポートなので、ぜひ、前向きにご検討ください。
まとめ
いかがでしたか？
外国人採用トラブルの実情がわかり、少し、ご不安が軽減されましたでしょうか？
トラブルを未然に防ぎ、外国人労働者と気持ち良く仕事をしていくには、事前の説明や研修と、話し合いが重要です。
もし、社内での導入にご不安がある場合は、どうぞ安心して、貴社の外国人労働者採用計画を弊社にお任せください。
なお、外国人人材紹介会社では、トラブル対応以外にも様々なサポートをしています。
詳細は、ぜひ下記コラムからご確認ください。
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